新宿区 神楽坂の小児科・小児低身長治療・整形外科・内科診療: とびた整形外科・内科クリニック
Tobita Orthopaedics & Internal Medicine Clinic
内科診療について
生活習慣病
生活習慣病とは、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの病気のことです。これらを放置していると動脈硬化(動脈の周りにコレステロールがくっついて固くなること)をおこし、最後には心筋梗塞や狭心症などの心臓の問題や脳梗塞などを起こし生命や生活の質を一気に悪くする怖い病気の予備群なのです。
1)高血圧症
血圧140/90以上を高血圧症といいます。血圧が高い状態を放置しておくと、徐々に動脈硬化が進行したり、血管がもろくなり破れます。
当院では、生命に危険が及ぶ前に予防治療を行います。治療が必要かどうかの判断を行ったうえで、生活指導・外来加療または経過観察を行います。
2)糖尿病
糖尿病とは、血液中の糖分が高く、尿中に糖分が漏れ出る病気です。血糖値が高いと、血管がもろくなったり、神経が徐々に働くなって行きます。
体の細い神経や血管から障害されていくので目が見えなくなる・眼球の中で出血する等の問題が起こります。その後腎臓や手足の神経もおかされ皆様の生活の質を徐々に奪っていくのです。
当クリニックでは糖尿病内科の専門医による専門の治療を行います。
悪くなる前に予防です。糖尿病が心配の方はまず当院にご相談ください。
3)脂質異常症(高脂血症)
コレステロールには善玉と悪玉の2種類があります。
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール・中性脂肪など)が増える病気です。また、善玉コレステロールといわれるHDLコレステロールが減少することも含まれます。LDLコレステロールや中性脂肪が高いと、高頻度に動脈硬化が進行し、脳や心臓、その他の血管が詰まったり破れたりします。特にLDLコレステロールは悪玉コレステロールといい、厳密な管理が必要です。
健康診断で脂質異常症の可能性を指摘された方は、ご自身の健康に気になる方はまず当院にご相談ください。
4)高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症とは、血液中の尿酸が増加する病気です。尿酸は5程度ならば血液に溶けております。しかし、それ以上になると血液に溶けることができず小さな石のような状態で、血管の中を転がっているのです。
尿酸値は採血で簡単に測定できます。高いままにしておくと、体の関節部分に強い痛みを伴います(一番多い部位は足の母趾)。
この石の様な尿酸の塊が、腎臓や小さい血管の詰まらせたり、骨を溶かしたりするのです。高尿酸血症を甘く見ると大変です。
健康診断で、尿酸値の高値を指摘された方や、一度でも痛風発作を起こしたことのある方は、一度当院にご相談ください。
糖尿病
糖尿病の予兆
「糖尿病」の初期に症状はないため、たまたま健康診断や他の病気の検査をした時に見つかることが殆どです。
しかし、食事の後の血糖値だけが異常に高いなどの指摘を受けたことがある方!!は注意が必要です。
糖尿病が発症する予兆として、このようなことが起こります。
とびた整形外科・内科クリニックの糖尿病治療の指針
早期発見 ⇒ 早期治療 ⇒ 治療の継続


(早期発見・早期治療)
糖尿病の治療は最初に皆様の生活習慣をしっかり見直すことから始めます。
いきなり薬の治療を行うことはありません。
先ずは、生活習慣の改善と必要に応じて食事療法・運動療法を組み合わせて血糖値のコントロールを行います。
(治療の継続)
糖尿病の治療は適切な血糖値を維持することにあります。そうすることによって糖尿病が引き起こす様々な病気を予防します。
(糖尿病の治療)
Step 1. 生活習慣の改善+食事・運動
Step 2. 薬を用いて血糖値をコントロールしていきます。
皆様の健康長寿のために、私達は最善のお手伝いをいたします。
血糖とは??
体に蓄えられる糖分は2通りあります。1つめは直接口から摂取した糖分です。2つめは炭水化物などを摂取すると、それが腸で吸収されて肝臓で糖分を合成します。これらの糖分は必要な時に肝臓から放出されて、必要が無いときは肝臓に蓄えられているのです。
この糖分を血液中に放出するための金庫番をしているのが、血糖を調節する「インスリン」と言う名のホルモンなのです。

食後高血糖の時期は食事療法・運動療法が効果的
普通の方の食後血糖
食事の後、糖分が血管に流れ肝臓内の血管(門脈)に入ると体は糖分を肝臓に蓄えようと動き始めます。
先ず膵臓(すいぞう)からインスリンが追加分泌されて、血液中の糖分を肝臓に蓄えようとします。
この一連の働きは、全ての方々の体で行われており血糖をコントロールする大切な作業なのです。
食べ過ぎ・運動不足の方の食後血糖
皆様が1日で必要なカロリー摂取をオーバーした場合、もしくは運動不足(カロリー消費不足)の場合は当然カロリー摂取の過剰な状態が皆様の体の中で起こります
つまり、カロリー摂取が過剰になると肥満に伴い脂肪細胞が大きくなり数がどんどん増えて、また肝臓や筋肉に過剰な脂肪の蓄積が起こり、血液の中の糖をコントロールしてくれる大切な『インスリン』の作用が低下してしまいます。
インスリンが肝臓に糖分を調整するように指令を出しても、肝臓はその指令を無視するため、肝臓に糖が流入しても、肝臓は糖分を蓄えようとはせずどんどん血液中に糖分を放出するのです。
このような状態になると、食事をする度に急激に血液中の糖分は増加し(食後高血糖)なかなか下がりません。
インスリンを分泌させているのは膵臓(すいぞう)です。膵臓も血糖値を下げるために頑張ってどんどんインスリンを分泌させますが、当然の様に限界があり膵臓は疲れ果て機能を失います。この状態まで達すると、食事をしていない空腹の時でも血糖値は上昇して、皆様は健康診断で『糖尿病』の宣告を受けるのです。


つまり、糖尿病の診断を受けるときは皆様の体の肝臓と膵臓は既に悲鳴をあげている状態なのです。。。
その為に、肝臓が悲鳴を上げ、さらに膵臓も悲鳴を上げる前に、食後の高血糖から始まる悪循環を改善する治療を開始して、糖尿病の進行を防ぐ必要があるのです。
これが、当クリニックの掲げる 早期発見+早期治療+治療の継続 の柱となります。
食後の高血糖だけの段階で、生活習慣を改善し食事療法と運動療法を行えば、肝細胞や筋肉に蓄積した脂肪を減らすことが可能で、肝臓本来の仕事である糖の取り込みと糖の放出バランスを改善させることができます。

食後高血糖を調べる方法
正確な血糖値を調べるにはブドウ糖負荷試験(OGTT)を行う必要があります。事前に健康診断などで採血を行っておりましたら必ずご持参ください。健康診断の結果からもある程度予測することが可能です。
以下の2項目のうち、どちらかに該当する場合は、このブドウ糖負荷試験もしくは食後の血糖測定を行う事をお勧めします。
1)空腹時血糖値が126mg/dL未満でもHbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)が5.8%を超えている場合
2)HbA1cが正常でも、空腹時血糖値が100mg/dL以上の場合
食事療法
食事療法と運動療法はインスリンの分泌を促して、血糖値を直接下げる治療ではありません。
食事をコントロールすることで適切な糖分量を摂取していただき、運動する事でカロリーを消費しその結果血糖値をコントロールするものです。
食事療法や運動療法を始める前に、先ずは自分が標準的な体重なのか肥満であるのか知っておく必要があります。
もし肥満である場合は減量が必要となりますが、当然のように無謀な食事制限や急な過度の運動は避けてください。この治療は体の脂肪を減らすことにあるのですが、運動をして筋肉がついてくると体重は落ちず増加する事があります。その為、体重だけみて肥満と定義することができないため、ご心配の方は必ず医師にご相談ください。
当クリニックは、糖尿病内科専門医と整形外科専門医(日本体育協会公認スポーツドクター)が在籍しておりますので、運動について詳しく知りたい方は整形外科外来も合わせて受診してください。
★標準体重の計算法★
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
食事療法では、1日の適正なエネルギー摂取量を知っておくことが重要です。適正エネルギー摂取量は、仕事の活動量によって違ってきます。
「1日の適正エネルギー摂取量」=標準体重(kg)×活動量(kcal)
★活動量の目安(あくまでも目安です)★
20kcal/kg 寝たきりの老人や、安静を指示されている入院患者
25kcal/kg ある程度糖尿病の重い場合や、無職の高齢者など、主に部屋の中で生活している人
30kcal/kg サラリーマンや主婦、教師、医師、看護婦、運転手など
35kcal/kg 農繁期の農夫、操業中の漁師、山林業、建設作業員など
40kcal/kg 左官、大工、とび職、炭坑夫など
運動療法
皆様が考える運動とはどのようなものがありますでしょうか?
運動には瞬発力が必要なものもあれば、持久力が必要なものもあります。普段から運動する習慣が無い方には、急に運動をしてくださいと言われても何をして良いか分からないと思うのが普通だと思います。


運動する習慣の無い方が陥りやすい間違いは、余り興味も無い運動をいきなり始めて、筋肉痛になったり飽きてしまって長続きしないことがあります。
ここで、運動とは “身体が能動的に動くこと”
自分が興味があるものを細く・長く続けていくことが大切です。
運動を細く・長く続けるために!
運動が大好きという方は例外として、なかなか運動が長続きしない方へ、細く・長く続けていくためのアドバイスです。
1)以前やったことがある、もしくは以前から興味があったスポーツを始める
2)1人で始めない。グループもしくは友人と曜日と時間を決めて定期的に運動する
3)最初は無理をしない。余力を残した状態で止める。
効率的(理論的)に体脂肪を落とす
心臓や体の異常をご指摘されている方は、担当医とご相談してください。ここでは、身体に大きな異常が無い方が効率よく運動をする為のアドバイスをいたします。
1)運動強度を理解する
いろいろな考え方がありますが、1番分かり易い皆様の心拍数(脈泊)を基準に考える運動の仕方をお話します。
運動の効果は効率と障害発生率(怪我の発生率)のバランスで考える事が一般的です。怪我の発生率が少ない状態で最も効率良く運動するために皆様の脈拍(心拍数)を測ります。この心拍数から、運動強度を計算します。
計算は至って簡単で、
運動強度=(普段の心拍数÷最大心拍数) x 100(%)
(最大心拍数は思いっきり運動した時に計る心拍数です。皆様の最大心拍数をお知りになりたい場合はスポーツジムなどで計っていただくこともできます。)
このような式で運動強度を計りますが、皆様が運動する場合は最初は40% 、慣れてきても 60%以内に設定する必要があります。
仮に最大心拍数が一分間に180回の方が、運動を始めるにあたり40%の運動強度で行うとすると、
目標心拍数=運動強度×最大心拍数
目標心拍数=0.4 x 180 = 72
つまり、心拍数(脈拍)が1分間の72回くらいのペースで運動することが適切です。
また運動はこの強度で約1時間以上続けてください。だいたい運動を始めて20分くらいで汗をかきはじめ、体の代謝が上がっていきます。その後暫く運動する事でカロリーを消費します。
30分程度で終わらせてしまわないよう頑張りましょう。

まとめ
以上なるべく分かり易く書いたつもりですが、どうしても分かりにくいこともあると思います。
また、読んでいただいて糖尿病が心配だ。。。と思われた方もいらっしゃると思います。
何か疑問点や是非検査をして見たいを思われましたら、お気軽にとびた整形外科・内科クリニックまでご来院ください。
花粉症・アレルギー疾患
アレルギー反応は皮膚や粘膜に多く見られます。
例えば、
アレルギーが皮膚に起こる ⇒ アトピー性皮膚炎・アレルギー性接触皮膚炎
アレルギーが粘膜に起こる ⇒ 花粉症・アレルギー性鼻炎・気管支喘
花粉症
