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変形性膝関節症

変形性膝関節症は中高年に起こる膝の痛みを伴う病気です
この明らかな原因は分かってはおりませんが、年齢を重ねるごとに骨や軟骨が退行性に変性していく結果だと言われております

この退行性変化は、怪我・慢性的な器械刺激(歩行や運動)・性ホルモン・関節軟骨破壊酵素の活性化などが関与していると言われております

要は、人間の骨や軟骨はどんなに頑張ってもいつまでも20歳の骨ではいられないと言う事なのです。

 


この変形性膝関節症の問題は
・変形性膝関節症患者:3000万人
・痛みがある方:1000万人
・治療が必要な方:700万人
・注射の治療を受けている方:500万人

このような方々が年々増加しているのです!!

 

 

膝の痛みが続くと動きたくなくなる ⇒ 筋肉が落ちます ⇒ 転びやすくなります ⇒ 骨折します ⇒ 入院して手術 ⇒ もっと筋肉が落ちます ⇒ 動きたくても動けなくなる!

このように悪循環が起こります!

運動が大切です!

みなさん、ロコモティブシンドロームって知っていますか?
メタボは周知のことと考えますが、ロコモという概念があります。

これは、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています。
 ご高齢の方は、これらの「加齢」や「運動不足」に伴う、「身体機能の低下」や、「運動器疾患」による痛みや、易骨折性(軽微な外傷による骨折)など、多様な要因があいまって、いわば「負の連鎖」により、バランス能力、体力、移動能力の低下をきたし、ついには、立って歩く、衣服の着脱や、トイレなど、最低限の日常生活動作(ADL)さえも、自立して行えなくなり、「健康寿命の短縮」、閉じこもり、廃用症候群や、寝たきりなどの「要介護状態」になっていきます。
(日本整形外科学会より)

 

ロコモは2007年に始まりましたが、この考え方は
1989年に提唱されたサルコペニアという定義に基づいております。

「サルコ」:筋肉
「ペニア」:減少

という意味です。

筋肉のお話に飛んでしまいましたが、
骨が弱くなる骨粗鬆症は治りません!!:一時的に薬で骨が減る減少を抑えられても、決して増え続けることは無いのです。

しかし、、、
筋肉は増やせます!何歳になっても、筋肉量は増やせるのです。

やることは簡単で、毎日の規則正しい生活と運動をするだけです

 

規則正しい生活は貯筋(ちょきん)することができ、転倒予防になるだけで無く痛みの回復にもつながります。
また、メタボや認知症の予防にもつながるのですね!

ですから
変形性膝関節症の治療の第1は運動です。

ふだんの食事が大切です!

皆さんは骨が弱くなったら大変だ!!カルシウムをとらなければ!!と考えますが、カルシウムをとっても骨は増えません! 骨は強くなりません!

空手家でバットをへし折る強い骨を持った人が、毎日カルシウムをとっている訳ではありません!
 

かといって、カルシウムを摂らないで良いかというとそう言うわけではありません。

必要な量を摂っていれば十分で、それ以上を摂る必要がないのです。

 

 

骨粗鬆症の治療、予防のためには骨を作るカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨を作るのに重要なビタミンKを多く含む食事を摂りましょう。
骨を強くするのが骨粗鬆症の食事療法です。
それ以外にも野菜や果物、たんぱく質などさまざまな食品をバランスよく摂ることが大切です。

年齢別カルシウム摂取の目安量
* 詳しくは骨粗鬆症の人の食事 (健康21シリーズ) 
  女子栄養大学出版部
  を参照してください
カルシウムを多く含む食品

皆様の膝関節症をチェック!

まとめ
変形性膝関節症は初期の段階で予防をしていくことが大切です!
十分な筋力が保ち続けていれば、皆様の骨は最後まで皆様を支えてくれます。
 
" 痛かったら寝てなさい!”といった治療はもはや存在しません。
筋力の維持のための、多少痛くても運動を継続する事が大切です!
 
(ご自宅でできる事)
・ 定期的な運動
・ 体型(体重)の維持
・ 食生活の改善
(クリニックでできる事)
・ 薬を用いて骨の脆弱性を予防する
・ 痛みを取り、皆様の運動する習慣を助ける
 
(最終的な治療)
・ 一度すり減った軟骨や骨は現時点では再生させることは困難です。その為、現時点で最終的な治療として最良の方法は手術です。保存的に治療を行っても日常生活に大きく支障が出る場合は、専門病院をご紹介致します。
 
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