• 飛田健治

子供の成長ホルモン治療17


Risser sign(リッサーサイン):で骨の成長を評価
昨日は手のレントゲンを用いた骨年齢評価についてお話しました。
私自身、骨の専門家であるためレントゲン評価は手の1箇所での評価のみではなく、思春期を過ぎたと思われるお子様に対しては骨盤のレントゲンも評価するようにしております。
骨盤を見て骨の成長を評価する方法に、このRisser sign(リッサーサイン)があります。
整形外科の先生方(取り分け脊椎:背骨を専門としている先生方)はリッサーサインを評価して脊椎側湾症の今後の進行状態を予測しております。
ではこのRisser sign(リッサーサイン)とは?
1.先ず骨盤のレントゲン写真を撮影します
向かって左側にの骨盤の上の部分(の枠で囲った部分)に白いものが見えます。
これは今後骨盤と一体化していく過程で形成されたカルシウムの沈着で下の図のように

骨盤の外側から内側にこのカルシウムの沈着が進んでいきます

この沈着の進行度合いから6つのステージに分類します

ステージ0 このカルシウムの沈着なし

ステージ1 沈着が25%

ステージ2 沈着が50%

ステージ3 沈着が75%

ステージ4 沈着が100% ただし、骨盤と癒合していない

ステージ5 骨盤と癒合

先日もお話いたしましたが、胴体が成長する(伸びる)のが最後です。

体の末端から成長していって最後に背骨が伸びる。

このRisser sign(リッサーサイン)が背骨の成長過程の評価に用いられます。

一般的には、・・%残っているから、脊椎の側わん症がまだ進行していく(背骨が成長する)基準になるので、装具を用いるかどうかなどの判断基準になります。

その為、思春期が過ぎた後に身長がまだ伸びるのか?伸びないのか?の判断をする場合、背骨の評価が重要と考えており、私個人的には思春期を過ぎたお子様に関しては骨盤のレントゲンを撮って説明をしております。

以上2日にわたって骨年齢の評価をお話してまいりましたが、肝心なことは

レントゲンだけではお子様の成長段階の評価はできません。

結局

お子様の発達段階の評価は、

・実際の年齢

・手のレントゲンと骨盤のレントゲン画像評価 ・体の発達段階の評価(ターナーステージ:子供の成長ホルモン治療13を参照)

・身長に対する座高のバランス ・採血中の男性ホルモンや女性ホルモンの量

を総合的に判断しなければならないのです。

以上、17回に渡って当クリニックにおけるお子様の低身長治療についてお伝えして参りました。

まだまだ伝えきれない部分が沢山ありますので、それはご来院していただいた際にお応えいたします。

もうすぐ2月1日(月)に開院となります。

1月18日(月)から予約受け付けですが、たまたまクリニックで作業をしていた際にご連絡をいただき遠方の方数名からご予約のご連絡をいただきました。

大変申し訳ございません。現在は私1人ですので、ご予約のご連絡は1月18日の9時以降でお願いいたします。

来院していただいた際には、来てよかったと思っていただけるよう時間をかけて、丁寧にご説明致します。

今後ともよろしくお願いいたします。

次回からは当クリニックにおける骨粗鬆症治療についてお伝えしてまいります。