子供の成長ホルモン治療2

December 31, 2015

とびた整形外科・内科クリニック

お子様が低身長の場合、クリニックで行われる検査内容
 

低身長症が疑われる場合、いったいどのような検査を行うのでしょうか??
今日は、お子様が低身長症の場合にそれが異常があるのか、それとも異常がない低身長なのかを医学的に検査する方法についてお話します。

 

Step 1

来院初日

①母子手帳や学校の成長記録を見ながら成長(身長)発達状態を評価します

②食事・運動・睡眠状態を確認して、生活習慣に問題が無いかどうか判断します

③体のバランスを確認します

体に比べて手足が短くないかどうか?

ターナー症候群などに特徴がある、翼状頸(首にえらのようなはりがあるかどうか)

などなど、遺伝子や染色体に異常がある場合、身体に特徴的な所見が現れます

この状態を確認します

④レントゲン検査:基本は手のレントゲンを撮影し骨年齢を評価します。暦上の年齢と身体の成長年齢は異なることがあります。その為、簡易的に撮影できる手のレントゲンを確認しながら、骨の成長(体の成長を)確認します。その他、必要がある場合は関節に異常が無いかどうか?背骨に異常が無いかどうかを確認する場合があります。

⑤一般採血検査・尿検査:採血検査は健康診断などで行われる検査項目に加えて、ソマトメジンCの量やお子様の年齢に依っては男性ホルモン値(テストステロン)や女性ホルモン値(エストラジオール)などを検査いたします。

 

健康診断で行われる項目には、肝臓や腎臓、また甲状腺に異常が無いかどうか?また、アレルギー反応が強くないかどうかなど、成長に関わる項目を全て検査して総合的に判断します。

 

私は内臓や甲状腺に異常が認められないお子様に関しましては、ここで検査するソマトメジンCの値を大切にしております。

これは、成長ホルモンが肝臓に運ばれ、その後肝臓で生成される物質でお子様の成長に関して極めて重要です。

このソマトメジンCは、骨の成長を促すのみならず筋肉や神経といった体全般を作るために非常に重要な要素です。

ソマトメジンの参考値を添付します

 

 

尿検査:尿検査で最も大切なのは、尿中に糖分が出ていないかどうかです。つまり糖尿病があるかないかを判別します。糖尿病には2通り有ります。1つは生活習慣病と言われる、皆様の生活習慣が引き起こすものです。多くはある一定の年齢を過ぎた後に発症します。2つめは遺伝による糖尿病です。幼少時より発症するため、生涯を通して治療を行う必要があります。尿検査ではこの遺伝による糖尿病を確認します。成長ホルモンの分子構造は糖尿病の治療で用いるインスリンに非常によく似た構造になっております。その為、遺伝による糖尿病をもったお子様には成長ホルモン治療は注意が必要になります。

 

 

その他の検査

身体に異常が疑える場合(骨系統疾患 ターナー症候群など):詳しい検査の追加が必要です。遺伝子検査や染色体検査を行います。

 

頭部のMRI検査:成長ホルモンや甲状腺ホルモン・性ホルモンの分泌を促すホルモンは脳の下垂体という部分にあります。この部位の異常の有無の検査目的にて行うことがあります

 

Step 2

来院2日目:検査結果説明および成長ホルモン分泌刺激試験

 

初診でいらして頂いた時の検査結果を元に、必要がある方に対して成長ホルモンの分泌刺激試験を行います。

これに関しましてはHPの検査の流れを参考にしてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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