子供の成長ホルモン治療16

骨の年齢から子供の発達段階を予測する?!

本日は骨年齢という概念のお話を致します。

子供の骨は経年的に成長しどんどん大きくなっていくが、当然大人は大きくならない。

ということは至極一般的なことだとおもます。

これは子供の骨は骨端線(成長線)が存在していて、その骨端線の部分にどんどん栄養(ソマトメジンC)が行って骨が長軸方向に成長する。骨が太くなるのは骨膜という骨を取り囲む膜が反応してどんどん太くなっていきます。

成長(取り分け身長)に関わるのは頭蓋骨と背骨、骨盤、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)などの骨が成長するに従って大きくなっていきます。

例えば膝では、、左の写真(9歳)では骨端線が存在している。右の写真(17歳)ではその線が消失している。

身長に関わるのは先程もお話しましたが、頭蓋骨と背骨、骨盤、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)などですが、クリニックや病院を受診されたご経験がある方はご存知だと思いますが、多くの場合は手のレントゲンを撮影します。

下の写真を見ての通りで、子供の手は隙間がいっぱいあります。逆に大人の骨は関節部分以外に隙間はありません。この小人の手の隙間には何もないわけでは無く、軟骨が存在しているのですが、軟骨はレントゲンでは映らないため、このようなレントゲン画像になります。

昔から世界中で手のレントゲンを撮って骨年齢を評価してきましたが、何度も何度も改訂を繰り返し現在のものとなっております。

つまり、骨の年齢を規定することは非常に難しく、なんとなく言えることは同級生に比べて骨の成長が早いか遅いかということです。

そのため、A先生が11歳3ヶ月と言ったが、B先生に見てもらったら11歳9ヶ月と言われた、、、、、なんていうことは良くあります。定量的な判断でなく定性的な判断なのでこの辺は担当した医師の采配になってしまします。

皆様としたら、そんな適当では困る!!!と思われると思いますが、一番肝心なことはみなさまのお子様はまだ伸びしろが存在するのか?もう骨端線が閉じてしまって伸びないのか?といったことが一番の気になるところだと思います。

思春期がまだまだ来ない年齢ならばこの手のレントゲンを評価してなんとなく骨の年齢がわかれば良いですよね。

しかし、思春期が(明らかに)来ている!両親が見てもわかる!!

このような状態で、手のレントゲンを見て、隙間(骨端線)がある・無い、、などを見ても皆様が知りたいのは思春期に来ているけれどまだ伸びるのかどうかということ!!!

この段階(思春期)では、手のレントゲンのみならず骨盤や下肢(膝周囲や足関節周囲)のレントゲンを見ることはお勧めします。

理由は先に述べたこと(身長には手ではなく骨盤や下肢の成長が大切)ともう一つ大切なかことがことがあります。

大まかなですが、骨が成長(伸びる)する順番

①手足の骨 ⇛ ②脛・太もも・上腕骨・前腕の骨 ⇛ ③最後に胴体(背骨)

骨盤を見れば最後に伸びる胴体の状態が判断できます。

思春期を過ぎたら骨盤のレントゲンを見ることをお勧めします。

次回はその点についてお話します

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